発達障害のための会話術(前編)の続き。
発達障害のための会話術(後編)
私が行っている相手に不快感を与えにくい会話術
- 相手の話に必ず返事をする
- 相手の話は必ず肯定する
- 相手の話は最後まで聞く
- ダイレクトな否定の言葉は控える
- 相手の話を取り入れた返事をするとより好印象
- 理不尽があっても正直に相手に伝えない
- 自分の意見が異なる場合は、相手を肯定してから自分の意見を問いかける
- 感謝の言葉を伝える(返事に困ったらありがとう)
なんだかたくさんあるように見えますが、基本は難しくないと思います。
これらについて確認していきましょう。٩( 'ω' )و
話を聞いてくれない、否定ばかりすると言われてしまう原因は、その会話に対する適切なアクションをしていないことが原因です。
必ず相手の会話に返事をするようにしましょう。(o・ω・))-ω-))
相手が会話をしてくるということは、共感を得たい、肯定してもらいたい、という本心が隠れています。
たとえ自分の意見が違くても肯定してあげるようにしましょう。( *´ω`* )
「この前食べたお寿司が最高においしかったんだよ!」
に対しては
「そうなんだ!それはいいね!」
が妥当なリアクション。
相手の話を取り入れた返事をすると、相手は自分の話をよく聞いてくれていると感じるので、相手の話も取り入れるのが上級者テクニック。•'-'•)و
「へぇ、お寿司を食べに行ったんだ!おいしいお寿司、羨ましいなぁ」
もしお寿司が苦手な場合でも、肯定はしましょう。
「そうなんだ!いいね!私はお寿司が苦手だけど、興味がわくなぁ」
また、相手の話を遮らないように注意します。
「この前食べたお寿司が……」
「へぇ、お寿司食べたの!いいなぁ、どこのお寿司?」
これはNG。
相手は話をしたくて会話を始めています。
話を遮ってしまうと、相手は話したかった話が出来なくなってしまいます。
もし話が長い場合でも、相手が話し終わるまでは相槌を打ちましょう。
「うんうん」
「そうなんだね」
「へぇ!」
「なるほどね」
相槌は、相手の話を邪魔しないものか、話を促す言葉が効果的です。(⁎ᵕᴗᵕ⁎)
- とりあえず返事をする
- そして肯定する
- 相手や相手のしたこと・ものを褒めたり、羨ましがる
- 相手の話を遮らない
これだけで、相手にとって気持ちのいい会話が成立します。(*ˊᗜˋ*)♡
会話をするときは、相手とコミュニケーションをとる時。
会話の中には、相手の承認欲求が含まれていることもあります。
そのため、きちんと返事をして相手を肯定することで、気持ちのいい会話が成り立つのです。( ๑>ω•́ )۶
もし自分にとってはいいと思えない内容でも、頭ごなしに否定すると相手は怒ることがあります。
「へぇ、でも私、お寿司嫌い」
と言ったら会話はそこまで。( ´・ω・`)
相手に不快感を与えかねませんので、頭ごなしに否定はしないようにしましょう。
とはいえ、相手の意見が完全に合わなくて嫌な時や、理不尽だと感じることに対して相手に合わせていると、自分にストレスが溜まります。
そういった相手と距離を取ることが出来るなら、関わらないのが一番です。
しかし仕事や友人付き合いなどの関係で、距離を取れない場合もあると思います。
そんな時は受け流しましょう。
「そうなんだ」
「なるほどね」
返事はとりあえずしておけばOK!
自分のストレスにならないように受け流していきましょう。(ҩو•̀ω•́)و
理不尽を感じ不満を言いたい場合でも、直接本人には伝えるのは良くありません。
事態を余計悪化させる恐れがあります。
どうしても不満を口に出したい時は、同僚や上司、友達に相談しましょう。
会話をするだけで気分がすっきりすることもあります。
あまり好かない相手なら、相手にしない方がストレスは溜まりません。
自分の信頼する人物に話しかければいいのです。(*ˊᗜˋ*)♡
場合によっては、周りが動いてくれて問題が解決することもあります。
理不尽だと思っても、相手をまくし立てたり否定的な言葉ばかりかけないように気をつけましょう。
もし異なるその意見に対して、対等に物事を話し合えそうな場合は、相手の意見を肯定してから自分の意見を問いかけます。(。'-')(。,_,)
「そうだね、確かにそういう意見も考えられるね。でも私はこう思うんだけど、どう思う?」
- 相手の意見は肯定する
- 自分の意見は問いかける
すると相手も、自分の意見を理解してもらえたと感じ、異なる意見でも聞いてくれるでしょう。( *´ω`* )
ズバリと自分の意見を言うより、問いかける方が効果的です。٩( 'ω' )و
問いかけることで、問いかけた自分の意見は、相手の意見として帰ってきます。
自分は意見を聞いてもらえるだけでなく、意見も考えてもらえます。
そして相手はまた自分の意見を発言できます。
これぞウィンウィン。( ´꒳`*)人(*´꒳` )
そして忘れてはいけないのが感謝の言葉。(⁎ᵕᴗᵕ⁎)
とりあえず感謝の言葉を忘れなければ、相手にあまり嫌な思いをさせません。
返事や、会話の冒頭、会話の終わりなどに「ありがとう」をつけましょう。
返事に困ったときも「ありがとうございます」で乗り切れます!
全然脈絡なくてもなんとかなる!•'-'•)و
「仕事やってくれてありがとう!」
「いえいえ、こちらこそありがとうございます!」
この会話、一見成り立っていそうに見えますし、相手も嫌な思いをしませんよね。
でも実際は、自分が何に対してありがとうと言っているのか謎です。(๑'ᵕ'๑)笑
それでも、相手が悪い気をしなければOK!
ありがとうは多用していきましょう!(ҩو•̀ω•́)و
よくない返事は、謝ること。
とりあえず謝るという返事は、自分にとっても相手にとってもあまりいい心地がしません。( ´・ω・`)
私も、「ごめんなさい」と「すみません」をよく使う人間でしたが、相手をイライラさせることが多かったように感じます。
例えば
「ここの仕事、ミスしてるよ!」
に対して
「ごめんなさい」
「すみませんでした」
という返事をすると、自分はしょんぼりします。
相手も「こいつは仕事ができなくて使えない嫌なやつ」
とイライラすることがあり、また謝った人物を見下す傾向にもあります。
あまりどちらもいい気分ではありません。(。´xω×)
しかし
「ここの仕事、ミスしてるよ!」
に対して
「ご指摘ありがとうございます!」
「ほんとですか?ありがとうございます!」
ならどうでしょう。( *´ω`* )
言った側も言われた側も、先ほどより悪い気はしないんじゃないでしょうか?
とりあえず感謝。
これを身に着けることによって、自分の身も守れて、相手にも嫌な思いをさせないようになれるのです。٩(`・ω・´)و
ざっくりと、私の実践している会話方法についてお話していきましたが、いかがでしたでしょうか?
参考になることがありましたら幸いです。(⁎ᵕᴗᵕ⁎)
会話を見直して人間関係を円滑に進められるようになれたら、「生きづらさも」きっと改善します!
この機会に、自分の会話を見直してみましょう!(*ˊᗜˋ*)/
お力になれたら幸いです。お気軽にコメントもくださいね。( ´꒳`*)人(*´꒳` )
また次回の更新でお会いしましょう!
それでは~♪
まとめ
-
会話はコミュニケーションを図るうえで重要な手段だが、発達障害者は会話が上手くないことから、人間関係がうまくいかないことがある
- 自覚はないのにも関わらず、話を聞いてくれない、否定ばかりすると言われる原因は、その会話に対する適切なアクションをしていないことが原因
- 発達障害者は嘘が見抜けず、正直に行動・発言をしてしまうことがある
-
会話の基本は、①返事をする、②肯定する、③相手や相手のしたこと・ものを褒めたり、羨ましがる、④相手の話を遮らない
-
相手を頭ごなしに否定しないようにする
- 相手の話を取り入れた返事ができるとさらによい
-
話が合わない相手とは距離を置くか、会話に返事だけして聞き流す
- 理不尽を感じても相手に直接伝えない
-
反対意見を言いたい場合には、相手の意見を肯定しつつ、自分の意見を問いかけるようにする
-
返事や、会話の冒頭、会話の終わりなどに「ありがとう」をつける
- 「ごめんなさい」や「すみませんでした」という返事はあまりよくない
- 返事に困ったときも、とりあえず「ありがとうございます」で乗り切れる