こんちには、ヒトノヨメです。
今回は「流産手術について」お話しようと思います。
残念ながら妊娠初期に流産してしまった場合、その後の対応は主に2パターンにわかれます。
自然にすべての子宮内容物が出るのを待つ場合と、手術して子宮内容物を取り除く場合です。(⁎ᵕᴗᵕ⁎)
自然にすべての子宮内容物が出るのを待つ場合
メリット
- 手術のリスク(感染症や子宮が傷つく恐れなど)や麻酔のリスク(アレルギー反応、嘔吐など)を回避できる
- 手術よりお金がかからない場合が多い
デメリット
- いつ排出されるかわからないのでスケジュールが立てにくい
- 大量に出血したり激しい腹痛がある場合に、緊急手術・入院が必要になる場合がある
- 内容物がきれいに自然排出しなかった場合、手術が必要になる場合がある
手術をして子宮内容物を取り除く場合
メリット
- 確実に子宮内容物を取り除けるのでスケジュールが立てやすい
デメリット
- 手術のリスク(感染症や子宮が傷つく恐れなど)や麻酔のリスク(アレルギー反応、嘔吐など)がある
- 手術は保険適用だが、自然排出よりは高額(数万程度)
病院の方針や自分の体質、身体の状態などによって、どちらの方法を選択すべきなのか医師が判断してくださいますが、自分の意思も伝えらます。(⁎ᵕᴗᵕ⁎)
自然に出てくるのを待つ選択肢を勧める病院も増えてきましたが、一般的には手術をお勧めしている病院が多いと思います。
初期の流産に対する手術方法は、主に以下の2種類があります。
- 掻把法
子宮内容物をかき出して除去する方法
- 吸引法
子宮内容物をチューブで吸い出す方法
どちらの手術方法を行っているかは、病院によって異なります。
一昔前までは掻把法を行うことが多かったのですが、2015年に世界中で推奨されている手動真空吸引法(MVA)という手術方法が認可された為、現在では吸引法を行う病院が増えてきています。٩( 'ω' )و
手動真空吸引法(MVA)は、吸引法の中でも特に安全性が高いと言われています。(*ˊᗜˋ*)
初期の流産手術は、人工中絶をする場合の手術方法と変わりません。
人工中絶を行うと妊娠しにくくなるという話もよく耳にするので、手術を怖く感じる方もいらっしゃると思いますが、手術中に子宮が傷ついてしまったり、術後に感染症が起きてしまったりしない限り、手術を受けても再度妊娠することは可能ですので安心して大丈夫だと思います。(*´ω`*)
(医者の技術不足や施術の雑さがない限り、問題が起こることは基本稀のようです)
手術が不安な場合には、医師に確認してみましょう。
病院のホームページや病院の口コミに、手術方法の方針について詳しく記載されている場合もあるので、参考にしてみるのもいいと思います。(⁎ᵕᴗᵕ⁎)
妊娠初期の流産手術は日帰りや一泊二日の入院で行う場合が多いです。
ちなみに私は薬のアレルギーがあるため、二泊三日でした。
手術前は前日の夜から絶食、当日は手術の数時間前から絶飲食になります。
手術は子宮口を広げる前処置を行った後、麻酔をして行います。
麻酔は静脈麻酔の場合が多く、眠っている間に痛みもなく手術を受けることが出来ます。
気づいたら眠っていて、気づいたら手術は終わっているイメージです。Σ( °ω° )
手術自体は10~15分程度ですが、麻酔を始めるところから術後目覚めるまでは1時間~1時間30分程度です。
前処置に痛みを感じる方も多いよう。
私も確かに痛みを感じました。
激痛というほどではなかったですが、普通に辛かったです。(´・ω・`;)
手術後しばらくは麻酔が残っているので、麻酔が解けて歩行が可能になり次第、帰宅になるケースが多いです。
流産手術後は1、2週間後に再度受診をして、問題がなければそれで通院が終了するケースが多いです。
服薬などの関係で再度受診する場合もあるようですが、問題がなければ術後の通院は1~2回程度で終了だと思って頂いて語弊はないと思います。( ๑>ω•́ )۶
流産手術後は出血が続く場合が多いです。
多量の出血や激しい腹痛、発熱がなければ問題はありません。
生理痛程度の腹痛があるようならば、ロキソニンなどの痛み止めを服用しても大丈夫とのこと。(⁎ᵕᴗᵕ⁎)
しかし、シャワーを浴びることはできても出血が治まるまで入浴はできません。
また、性行為もしばらく控える必要があります。
1~2か月後に正常な生理がやってくれば、その後問題は特にないと思います。
手術後に生理が1~3回来るまでは避妊をする必要があります。Σ( ˙꒳˙ ;)
どのくらいの期間避妊をする必要があるかは、医師の判断によって異なります。
指導通りの期間はきちんと避妊をして、子宮を回復させてあげましょう。(*´꒳`*)
流産を経験するととてもショックですよね。。
しかし、朗報もあります!٩(`・ω・´)و
2010年に発表されたイギリスの研究では、流産後6か月は妊娠しやすく、流産や早産、低出生体重児のリスクが低いというデータが報告されています。*1*2
また2016年にアメリカで発表された研究では、流産後3か月以内の方が妊娠しやすいというデータも発表されました。*3
よく流産後や妊娠後は妊娠しやすくなるという噂を耳にしますが、あながち間違っていないのかもしれないですね。
流産は悲しいことです。
しかし悲観しすぎずに、次の妊娠へ向けて希望を見ていきましょう!(*ˊᗜˋ*)/
お力になれたら幸いです。お気軽にコメントもくださいね。( ´꒳`*)人(*´꒳` )
また次回の更新でお会いしましょう!
それでは~♪
★まとめ
- 妊娠初期に流産してしまった場合には、自然にすべての子宮内容物が出るのを待つ場合と、手術して子宮内容物を取り除く場合がある
- それぞれの方法にメリットデメリットがあるが、体質や身体の状態、病院の方針によって処置方法が決められる。自分の意思も伝えることが可能
- 手術には掻把法と吸引法の2種類があり、安全性の高い手動真空吸引法(MVA)を採用する病院が増えてきている
- 流産手術を行ってもその後妊娠することは可能
- 手術は日帰りか一泊二日で行われることが多い。手術時間は10~15分程度だが、麻酔が効いてから目を覚ますまでの時間は1時間~1時間30分程度
- 流産手術後は1~3回生理が来るまで避妊が必要
- 流産後は妊娠しやすくなったり、妊娠や出産のリスクが減るというデータもある
- 流産はショックだけど、次の妊娠へ向けて準備をしていこう
*:参考