こんにちは、ヒトノヨメです。(。ᵕᴗᵕ。)
今回は夏休みスペシャル第4弾!
「身近な昆虫の見分け方(チョウ編)」
というテーマでお話したいと思います。٩(๑•̀ •́)و
自然の中で昆虫を見つけると出てくる疑問。
「あれはなんという虫だろう?」
最近は、写真を撮影すればそれがなんという名前の生きものなのか、
わかることも多くなりました。
しかし、パッと答えられたらちょっとかっこいいですよね。\( *´꒳`*)/
そこで今回は、
比較的見分けやすい
チョウの大まかな種類についてまとめていきたいと思います!
よろしくお願いします!(p`・ω・´q)
チョウについて
チョウは、チョウ目の昆虫です。
チョウは色鮮やかな種類も多く、
昼間に活動する個体も多いことから、
人目につきやすく親しみのある昆虫ともいえるでしょう。
虫は苦手だけどチョウなら……という方も多いのではないでしょうか?
チョウは世界に約16万5000種存在しています。
日本に生息しているチョウは約250種です。
似ている生きものに、「ガ」がいます。
「ガ」と「チョウ」は、実は明確に区別されているわけではありません。
どちらもチョウ目で、分類上は、ガの中にチョウがいるイメージです。
明確に分けられていないので、世界にはガとチョウを区別しない国もあります。
「チョウ」は比較的昼間に活動していて、派手な見た目であることに対し、
「ガ」は比較的夜間に活動し、見た目も地味であることが多いです。
実は、チョウよりも圧倒的に種類が多いのはガ。
日本に生息しているチョウが約250種なのに対し、
ガは約6000種!
びっくりな事実ですよね。Σ(・ω・ノ)ノ
チョウとガの違いをはっきりしたい場合は、触角を見るのが一番!
先端が綿棒のように丸くなっていたり、筆型になっているものは「チョウ」。
先端が細かったり、毛が生えているような触角のものは「ガ」です。
これで、「チョウ」なのか「ガ」なのかは大体区別できますね!
チョウの種類
日本にいるチョウは、ざっくりと5種に分けることができます。
この5種の見分け方について簡単に説明していきます。(。ᵕᴗᵕ。)
まず見るべきなのは触角です。
触角の先端が綿棒のように丸いのか、筆のようにとがっているのかを確認します。
触角が筆のようにとがっているチョウは、
- セセリチョウ科です。
セセリチョウ科は、小型で頭部が大きく、胴が太いのが特徴です。
褐色など、あまり鮮やかではない色のチョウが多いので、
一見するとガのようにも見えるかもしれません。
セセリチョウ科は、チョウとガの中間に位置するような生きものなので、
ガのように見えるチョウなのです。
飛ぶスピードが速い種類なので、
褐色(茶色、オレンジ色っぽい)で小さく、
飛ぶスピードが速いならば、セセリチョウ科の一種かもしれませんね。\( *´꒳`*)/
セセリチョウ科には、
●チャバネセセリ
などがいます。
一見するとどれも茶色っぽいチョウなので、
それらを見分けるのは難しいかもしれません。
さてここからは、
触角の先端が綿棒のように丸くなっているチョウ
のお話をしていきます。
触角の先端が綿棒のように丸くなっているのなら、
次に肢を見てみましょう。
触角の先端が綿棒のように丸くなっていて、
足が4本しか見えないチョウは
- タテハチョウ科です。
前足が退化していて短いため、
一見すると足が4本しかないように見えます。
鮮やかな色や派手な模様の種類も多く、大きさは中くらいから大きめです。
表と裏の羽の色が大きく異なる種類も。
主なタテハチョウ科には、
●キタテハ
●アサギマダラ
などがいます。
日本の国蝶であるオオムラサキもタテハチョウ科です。\( *´꒳`*)/
それぞれのチョウを見るとわかりますが、
タテハチョウ科は翅の色や模様も種類に富んでいます。
中くらいから大きめで肢が4本に見え、
翅の色や模様が鮮やかな場合は、
タテハチョウ科かもしれませんね。(〇´꒳`)ノ
触角の先端が綿棒のように丸くなっていて
肢も6本見えるなら、あとは大きさで見分けます。
小さめのチョウ(1~3㎝くらい)は、
- シジミチョウ科です。
シジミチョウ科は、小さくて色や翅の模様は鮮やかです。
褐色で小さいチョウはセセリチョウ科ですが、
鮮やかめで小型のチョウはシジミチョウ科であることが多いです。
タテハチョウ科と同じく、翅の裏表の色や模様が異なることも多く、
白やオレンジ色だけでなく、緑や青色の種類も多くいます。
主なシジミチョウ科には、
●ムラサキシジミ
●ウラギンシジミ
などがいます。
世界のチョウの40%はシジミチョウ科と言われているほど種類は豊富。
一般的にシジミチョウと言って皆さんが目にしているのはヤマトシジミです。
身近に飛んでいるガっぽくない小さなチョウは、
シジミチョウ科である可能性が高いですね。୧(๑•̀⌄•́๑)૭
中くらいのチョウ(2~5㎝)は、
- シロチョウ科です。
主に中くらいの大きさで、翅の色は黄色か白であることが多いです。
主はシロチョウ科は、
●モンシロチョウ
などです。
小学校の授業でおなじみのモンシロチョウもシロチョウ科に属しています。
しかし、よく見かける白いチョウは、モンシロチョウばかりではありません。
スジグロシロチョウの可能性もあります。
白い翅の上端が黒く、黒い斑点模様がついているのがモンシロチョウ。
白い翅に黒いスジが入っているのがスジグロシロチョウです。
キャベツを食べてしまうのは、平地にすんでいるモンシロチョウ。
一方スジグロシロチョウは、山地近くに見られます。
モンシロチョウの観察を行う場合には、
間違えた種類を観察しないように注意しましょう。
また、モンキチョウとキタキチョウも似ているために見分けにくいですが、
モンキチョウは、
表の翅に斑点を含む黒い縁取りがあり、
裏の翅に特徴的な2つの斑点模様があります。
キタキチョウは、
表の翅に裏の翅に黒い点がたくさんあるのが特徴的。
また、キタキチョウの方が少し小さめです。
白いチョウや黄色いチョウを見るとつい、
モンシロチョウだ!モンキチョウだ!と言ってしまいがちですが、
よく観察してみるのもいいかもしれませんね。୧(๑•̀⌄•́๑)૭
大きめなチョウ(3㎝以上)は、
- アゲハチョウ科です。
アゲハチョウ科は大型の種類が多く、
後ろ翅が尾のような細長い形(尾状突起)をしていることも特徴的です。
アゲハチョウ科の主な種類には、
●アゲハ(ナミアゲハ)
●キアゲハ
●アオスジアゲハ
●クロアゲハ
●カラスアゲハ
などがいます。
よくいうアゲハチョウは、そのまま名前もアゲハです。
アゲハとキアゲハも見分けが付きにくい身近なチョウのひとつ。
ミカンの木に産卵し、
前翅の付け根がストライプ模様になっているのがアゲハです。
前翅の付け根が黒で薄くベタ塗りされたような模様を持つのがキアゲハ。
キアゲハは草地に棲んでいて、セリ科に産卵します。
黄色いか黄色くないかが見分けるポイントではないのです。
びっくりですね!Σ(・ω・ノ)ノ
いかがでしたでしょうか?
チョウにもたくさんの種類がいますが、
今ならなんだか見分けられそうな気もしてきますね!笑
実際は飛んでいるチョウを観察することは難しく、
観察しようと近寄ると、飛んで行ってしまう個体が多いと思います。
しかしざっくりとチョウを見分けてみるのも楽しいと思います。(*´ω`*)
夏はチョウが多く飛ぶ季節ではありませんが、
自由研究のテーマとしては
- 身近にいる昆虫の名前を調べてみよう
など
図鑑や博物館などを通して観察や調べ学習を行ってみるのも面白いと思います。
お力になれたら幸いです。お気軽にコメントもくださいね。( ´꒳`*)人(*´꒳` )
また次回の更新でお会いしましょう!
それでは~♪