こんにちは、ヒトノヨメです。
今回は、夏休みスペシャル第5弾!
「恐竜ってなんだろう?」
というテーマでお話したいと思います!(*ˊ꒳ˋ*)੭♡
1990年代に日本で「恐竜ブーム」が巻き起こりました。
映画『ジュラシックパーク』が公開されたのも1993年です。
アメリカなどで発掘された恐竜の骨格標本が日本で公開される機会も増え、
恐竜の復元模型も数多く展示されはじめました。
その頃に見た恐竜の印象が、
心に残っている方も多くいらっしゃると思います。(*´ω`*)
恐竜に関するイメージは多くの人が思い描けますが、
「恐竜ってそもそもどんな生きものの事なんだろう?」と考えてみると、
詳しく答えられる方は多くいないかもしれません。
今日はそんな恐竜についてちょっぴり詳しくなるために、
恐竜についてお話したいと思います。
よろしくお願いします!\( *´꒳`*)/
恐竜ってなんだろう?
恐竜は、爬虫類の仲間です。
爬虫類の中に含まれる恐竜類に属しています。
恐竜はその骨格から、恐竜であるかを見分けることができます。
簡単に言うと、
後ろ足が地面に向かって真っすぐに伸びている爬虫類の仲間が恐竜です。
また、恐竜は
鳥(ニワトリやスズメ)とトリケラトプスの
共通の祖先から進化したすべての生物
と定義されています。
あれ、身近な生きものの名前が出てきましたね。( ´・ω・`)?
実はここで驚く方も多いのですが、
鳥類は、
ティラノサウルスと同じ獣脚類の特徴を持っているため
恐竜に含まれるのです!
びっくりですね!٩( *˙0˙*)۶
一説には、隕石の衝突によって絶滅したと考えられている恐竜。
その当時、森で生活していた鳥の仲間は、
その時の火災で多くが絶滅したと考えられています。
しかし、現在のスズメやニワトリが属するグループは、
地上で生活していたためにその火災から免れて生き延びたのではないか?
と考えられています。
実は鳥って、
大昔の大量絶滅を免れて現在まで生き残っている恐竜なのです。
恐竜の種類
恐竜はおおまかに7つのグループに分けることができます。
- 角竜類(つのりゅうるい)
- 堅頭竜類(けんとうりゅうるい)
- 鳥脚類(ちょうきゃくるい)
- 剣竜類(けんりゅうるい)
- 鎧竜類(よろいりゅうるい)
- 竜脚形類(りゅうきゃくけいるい)
- 獣脚類(じゅうきゃくるい)
角竜類(つのりゅうるい)
代表的な恐竜「トリケラトプス」
植物食恐竜
頭のツノやフリル(首を覆うように発達した後頭部の骨)が特徴的!
四足歩行していた種類がほとんど。
ほほの骨が横に張り出し、くちばしのように口先が尖っている。
堅頭竜類(けんとうりゅうるい)
代表的な恐竜「パキケファロサウルス」
植物食恐竜
頭頂部の骨が分厚く盛り上がっているのが特徴的!
後頭部にトゲやコブのような突起が並んでいる。
頭をぶつけあって戦っていたのではないかと言われてきたが、
首の骨を見る感じ、そんなことしたら折れそうなので違うらしい。
鳥脚類(ちょうきゃくるい)
代表的な恐竜「パラサウロロフス」
植物食恐竜
トサカのようなものが発達した種類が多い!
鳴き声を響かせたり、見た目で仲間を見分けるために
トサカを使ったのかも?と考えられている。
剣竜類(けんりゅうるい)
代表的な恐竜「ステゴサウルス」
植物食恐竜
背中にトゲや板状の骨が並んで発達しているのが特徴的!
四足歩行だけど、前あしより後ろあしのほうが長いので、
速くは動けなかったのかもしれない。
鎧竜類(よろいりゅうるい)
代表的な恐竜「アンキロサウルス」
植物食恐竜
鎧のような骨が体を覆っているのが特徴的!
鎧のような骨は、
中がスポンジ状になっているので見た目よりは軽かったらしい。
しっぽの先にハンマーのような骨の塊が付いていた種類もいた。
竜脚形類(りゅうきゃくけいるい)
代表的な恐竜「ブラキオサウルス」
植物食恐竜
小さな頭に、長い首としっぽが特徴的!
とても大きな恐竜が多く、ほとんどが四足歩行だった。
前あしの親指が大きめ。
獣脚類(じゅうきゃくるい)
代表的な恐竜「ティラノサウルス」
多くは肉食だったけど、雑食や植物食の恐竜もいたらしい。
羽毛を持つ種類が見つかっている!
鳥類もこのグループに含まれるが、
恐竜の話に鳥の話が加わるとややこしいので、
鳥と鳥以外のグループに分けて獣脚類の話をすることが多い。
鳥類と爬虫類の特徴をどちらも持つとしてよく紹介される始祖鳥も
この獣脚類に属している。
始祖鳥は現在の鳥類に近い仲間だけど、鳥類の子孫ではないらしい。
以上が主な恐竜のグループです。
ここで、
海を泳ぐ首長竜類のフタバスズキリュウの話がない!
と思われた方もいるかもしれません。
何故紹介がなかったかというと、
実は、翼竜や首長竜は恐竜ではないからです。
びっくりな事実ですね!Σ(・ω・ノ)ノ
実は恐竜ではない生きものたち
プテラノドンなどの翼竜類は恐竜と同じ時代を生きた爬虫類ですが、
分類上、恐竜とは呼びません。
しかし翼竜類は、ワニやトカゲよりも恐竜に近い生きものです。
「空を飛ぶことのできた爬虫類」と表現するのが分かりやすいと思います。
フタバスズキリュウなどの首長竜類も翼竜類と同じく恐竜ではありませんが、
恐竜のいた時代に生きていた爬虫類の仲間です。
「海で生活していた爬虫類」と考えると分かりやすいでしょう。
海で生活していた恐竜時代の生きものといえば、
イクチオサウルスなどの魚竜類やモササウルス類
を思い浮かべる方もいるかもしれません。
察しのいい方はもうお分かりかもしれませんが、
これらも同じく「海で生活していた爬虫類」であり、
恐竜ではないのです。
この、海で生活していた爬虫類たちは、
現在も生息しているムカシオオトカゲやヤモリやヘビに近い生きものです。
翼竜類や首長竜類が恐竜と混合されがちなのは、
恐竜と同じ時代に生きていた爬虫類であるからと、
『ドラえもん のび太と恐竜』の中で登場するフタバスズキリュウのピー助が
恐竜として紹介されているからかもしれませんね。 (。ᵕᴗᵕ。)
ドラえもんの影響もあり、フタバスズキリュウを知る方も多いと思います。
フタバスズキリュウは1968年に福島県のいわき市で発掘されました。
当時高校生だった鈴木さんという方が発見したことでも注目を浴びています。
当時の日本では、
恐竜時代を生きた大型生物の化石は見つからないと考えられていました。
そのために、フタバスズキリュウの発見は大きなニュースとなりました。
この発見により、日本の恐竜研究や発掘が盛んに行われるようになったのです。
このフタバスズキリュウのすごいところは、
全身の約70%が化石として見つかったことでもあります。
大型の生きものの化石が、ほぼ全身見つかるのはすごく貴重なこと。
当時の日本は驚きと歓喜に満ちたことでしょう。
でも実は、
このフタバスズキリュウが新種の首長竜として認められたのは
2006年のお話です。٩( *˙0˙*)۶
世界中で首長竜のデータが不足していたことや、
フタバスズキリュウだとわかる化石が、
これ以外に発見されていないために時間がかかってしまました。
フタバスズキリュウの正式な名前は「フタバサウルス・スズキイ」です。
日本で初めて恐竜の化石が見つかったのは1978年のお話なので、
間違いなく日本の恐竜研究が進んだのはこのフタバスズキリュウのおかげ。
恐竜ではないものの、
日本にとってすごく価値のある化石といっても過言ではないかもしれませんね。
いかがでしたでしょうか?(*'ω'*)
いまや様々なところでイラストや化石を目にする恐竜ですが、
ここ数十年で研究が盛んになった生きものなのです。
今ではさらに研究が進んできたので、
私たちが記憶する恐竜ブームの頃の恐竜とは、
姿や形、生態に関する説が大きく変わってきました。
次回はそんな「恐竜の昔と今」についてお話出来たらいいなと思っていますので、
よろしくお願いいたします。 (。ᵕᴗᵕ。)
自由研究のテーマとするならば、
- 恐竜ってなんだろう?
など
恐竜について調べたことをまとめてみても面白いと思います。
お力になれたら幸いです。お気軽にコメントもくださいね。( ´꒳`*)人(*´꒳` )
また次回の更新でお会いしましょう!
それでは~♪